11月4日 施肥作業!


晴天続きで、今日も雨が降ることは無いだろうとの認識は甘かったようです。夕方4時過ぎには本格的な雨となり、衣服は結構濡れました。作業は第2農場からスタート。一列50mの垣根ごとに牡蠣殻石灰20kg1袋を手散布しました。ブドウの樹幹を中心に散布していきました。できるだけ疲れないように、最初はゆっくりとした動きで行っていましたが、22列の散布を終わるこころにはうっすらと汗をかいていました。競争しているつもりはないのですが、動きは徐々に早くなっていました。ここで、休憩をとるべく第1農場へ移動。

牡蠣殻石灰は既に軽トラにて配置済みであり、

カッターで袋を開け、バケツに入るだけを1回の散布量としていました。

20kgの石灰は約4回の往復でなくなりますので、50m1列の散布に約7~8分程度必要になります。結構な歩く量になります。第1農場の30aを終えた段階で、この日の参加者の方々に疲労が見え始めました。

そこで、残りの北側30aは散布する牡蠣殻石灰以外に完熟鶏糞もあることから軽トラの荷台から低速で軽トラを動かしながら、荷台から散布する方法へと変更しました。肥料を持ちながら動く必要がなく、少しでも疲れを軽減できるとの判断でした。が、動く軽トラの荷台の上に座り、肥料を散布するのは結構難しく歩いての手散布よりも疲れたかもしれません。この間、私は軽トラの運転に専念していましたので、写真を撮ることはできませんでした。本日の作業にて全体の2/3は完了しました。お手伝いいただいた須藤さん、末永さん、中島さんには厚くお礼申し上げます。

次回は11月18日、日曜日午後から24日定植の垣根用番線張りを実施します。

投稿者: Tsukuba Vineyard

11月4日 施肥作業!」に4件のコメントがあります

    ノブ

    (2018年11月9日 - 4:27 PM)

    おつかれ様でした。
    この時期に石灰を撒く理由を教えていただけませんでしょうか?

    ノブ

      髙橋 学

      (2018年11月9日 - 8:15 PM)

      ノブさま

       石灰は日本の酸性土壌(主に火山灰由来であることから)を少しでもアルカリ側にもってくために必須な成分です。牡蠣殻石灰には海水と同じ成分が含まれていて、Mg,Zn,Fe,Cu,Mnなど微量成分(全体の質量に対して.001%程度から)が入っており、これらの成分はブドウの正常な成長に必須な要素です。私が一番期待していることは未熟果を減らす効果を期待しています。肥料の中で一番安く石灰成分と微量成分の供給ができる牡蠣殻石灰に着目しています。今年も約1トンの牡蠣石灰を投入します。散布の時期としては年中良いと思いますが、収穫が終わり、ブドウの活性が落ち着いてくる今時分に施肥として散布して来年の芽吹きに備えるというのが理由と思います。化成肥料とは異なり有機肥料と同じように遅効性のものは今が一番適しているのだと考えています。

      たかはし まなぶ

      (2018年11月12日 - 10:31 AM)

      のぶさま

        返信遅れて申し訳ありません。施肥はブドウが休んでいる間に行うのが良いとされています。収穫が終わり、遅効性の有機肥料などと一緒に牡蠣殻石灰などの微量ミネラル分の補給が大事と考えています。ご存知のように、微量ミネラル成分が不足すると成長障害や未熟果などの発生が報告されていますので、私の畑では昨年1トン、今年も1トン投入します。微量ミネラルとはMg,
      Cu,Fe,Zn,Mg,Bなどで、0.001%オーダーの話です。基本的な話ですが、日本の土壌はほとんどが火山灰起源なので、酸性に傾いていますが、ブドウはややアルカリを好みますので、石灰の投入は重要なことになります。

    ノブ

    (2018年11月14日 - 9:00 AM)

    ありがとうございます。
    いま勉強しているところとリンクしているのでもう少し深く聞いてみたいです。

    ノブ

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