外出規制がありますが、農業者には適用されません。3密の状態からほど遠いからです。農業者にもこのルールを適用したら、国内の食糧事情が極端に悪化することは誰にでも明らかなことです。新型コロナウイルスによる影響は世界中で拡散中ですが、食料原料を輸入に頼っている日本としては今後の影響が心配されます。
さて、この日は木曜日で勤務のない日ですので、朝から農場にて作業を行っていました。樹種ごとに違いはありますが、まだ芽が動かないもの、萌芽（芽が動き、少し膨らんできます）さらに展葉、早いものではすでに花穂（将来の果房）を着けているものもあります。どうぞご覧ください。
芽出しの悪い個所を想定して、選定時に保険として新梢を残していました。芽の様子がはっきりとわかると、保険が必要か否かを決めることができます。このようにして保険としての枝を切断すると、まるで涙のように樹液がスーッと現れ、そして落下します。
水を揚げて活発に活動していることが分かります。この光景を目にすると何ともつらくなりますが、ご安心ください。ブドウはこの傷口をセルフシールする能力を有しています。ほぼ翌日には傷口にはゼリー状の塊が切断面を覆っています。生命力のたくましさを感じることができます。
