農場のブドウが布になる?


変なタイトルですが、農場で綿をつくり、糸にして、農場のタンポポやブドウの葉から染液をつくり、布にするプロジェクトを紹介します。

まずは富士の夢(黒ブドウ、赤ワイン)とプティマンサン(白ブドウ、白ワイン)の芽欠き後の葉を用いて染液として出来上がった糸をご覧ください。染め液の媒染にミョウバンを使うか、鉄を使うかで糸の色合いが大きく変化します。しかも、赤(富士の夢)と白(プティマンサ)でも微妙な色合いの変化が生まれます。何とも不思議で、しかも説明ができないワクワク感が生じます。この心理状態をうまく説明できないのが残念ですが、ものすごい可能性を感じられずには入られません。

早速、布にした場合をご覧ください。ここでは、綿の種類が緑、白、茶の3パターン、そして糸はタンポポ(ミョウバンと鉄媒染)、白樺で染めた糸と変化があります。写真ですので、風合を感じることはできませんが、糸や綿による違いを理解できる格好のテストパターンと言えます。製作者は斎藤あや子さん、現役の京都工繊大の学生さんです。

現物を見ると実感が出てきますので、明日30日の定植後の昼食時に農場にてお見せいたします。ご興味のある方は是非ご覧になってください。

投稿者: Tsukuba Vineyard

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