月1回の開催予定ですが、葡萄の成長は待ってくれないので、成長ステージに合わせての開催が続きます。今回は第2農場を中心に、副梢取り、番線への誘引、芽欠きが主の作業です。
先週木曜日に日下さんが草刈り中に発見した雉の巣を確認したら、しっかりとメスが抱卵中でした。ハプニングに驚いたのは人間も同じですが、雉にとっては生存をかけた事態なので、できるだけ今後草刈りを行わず見守り続けたいと思います。それにしてもかわいい表情をしていますね。
本日の作業内容の概要を説明しながら、2週間前に定植した山ぶどう系品種の成長を確認しました。250本全部の芽出しが完了しています。
第2農場へ移動して副梢の存在と取る理由を説明しました。その後は各自、実践となります。曇りで気温も低く動きやすい環境でありますが。
無理をせずに1時間後には休憩を入れました。休憩中は今はやりの空調服の話や、凍らした保冷剤を首(動脈)の周りに日本手ぬぐいで巻き付け、直接体温を下げるやり方が良いという人も居て、皆で盛り上がりました。
古くから作業をお手伝いしてくれている栽培クラブの金澤さん、行弘さんのナイロンワイヤーによる草刈りも迫力ある音と草刈り後のきれいさが印象的です。
副梢も判断がつかない場合がありますので、その場合には私が呼ばれ説明をしながら対処方法を指示します。最初は戸惑いながらの作業でしたが、後半は慣れてきたようで目線がブドウの葉から少し距離が開くようになったと思います。
作業終了後はアイスを食べながら、挿し木を行った樹の状況を確認して、今後の作業方針などを話し合っていました。終わりに近づいたラベンダーを切り取っていただき、お持ち帰りしていただきました。
オホーツク海高気圧の張り出しで週の後半から気温が低めになります。この時がべと病の発生につながりますので、週の前半にて防除が必要になってきます。早朝の気温が低く、風が無い時間帯を狙って行います。
次回は直近で恐縮ですが、6月20日、朝8時からの第6回栽培講習の開催となります。混みあっている樹の整理に力点を置いて、副梢取りを行いながらの作業を実践します。
「第5回オーナー制栽培講習会開催!」に2件のコメントがあります
ノブ
(2020年6月18日 - 8:52 PM)皆さまお疲れ様です。
うらやましい、、
今年のぶどうの状態はどうですか?
高橋 学
(2020年6月19日 - 4:48 PM)ノブ様
ご無沙汰しています。お元気にご活躍のことと思います。農場のブドウは、全体的に勢いがあり、芽がどんどん吹きだすような感覚です。したがって、芽欠きも一度ならず、二回以上行わなければならず、作業量が増えています。もちろん、収穫可能なブドウ樹の本数も増えているからですが。べと病の発生が5月中旬ごろにありましたが、葉を除去して圃場から持ち出したところ、拡大する気配はありません。全体に良い成長と思います。今までで一番良い条件になっていると感じています。収穫の8月末が楽しみです。それまでに病気を出さないよう、管理および防除の徹底を図りたいと思います。時間を作り農場においでください。お待ちしています。