鈴なり?


空梅雨かと思いきや、しっかりと雨が降っています。梅雨空のブドウたちの写真をお楽しみください。写真(1)、(2)は昨年定植したメルローです。それなりに大きくなり、房も付けています。房の数は平均すると5房/1樹という状況ですが、新梢の成長のためにはこの房も落とした方が良いのですが、製品(ワイン)にならないのならこのまま大きくしても良いかなと考えて、そのままの状態が続いています。素人ゆえの決断の無さが出ています。

IMG_6536 (1024x768) IMG_6537 (1024x768)写真(3),(4)はマスカットベーリーAです。ほとんどの新梢に房が付いています。定植後2年目ですが、国産品種だけあって着実な成長となっています。新梢の徒長からすると垣根方式よりは棚仕立ての方が向いているように感じています。

IMG_6538 (1024x768) IMG_6539 (1024x768)同じく写真(5),(6)は甲州ですが、マスカットベーリーAと同じく枝が暴れ、樹勢の強さを感じます。従来の垣根方式で強く剪定すると余計に暴れることが言われていますので、このような国産品種は垣根方式でもできるだけ新梢を広げてやるように、通常2mにしている樹間を5mとしています。一般的な垣根方式では樹間は1mですので、ゆとりある空間となっています。これも既存の方式にとらわれない素人考えからですが、結果がどうなるかは数年先になります。

IMG_6540 (1024x768) IMG_6541 (1024x768)写真(7)は甲斐ブランです。これも国産品種ですが、既述した2品種に比べると暴れ方はおとなしめです。10本しか定植していませんが、初めての房から今後の展開(数を増やすかどうか)を考えてみたいと思います。

IMG_6542 (1024x768)写真(8)は挿し木の山ソービニオンです。福島から穂木を譲りもらい、4月に挿し木を行いました。30~40cm程度に成長しましたので、そろそろ番線を張り誘引してやる必要があります。葉の白い部分は石灰です。梅雨に入りボルドー液(ICボルドー、硫酸銅と石灰の混合)をベト病などの予防として散布したものです。

IMG_6543 (1024x768)写真(9)は直径がすでに30cmにもなったアトランティックジャイアント(西洋かぼちゃ)で、ハローウィンで主に用いられているかぼちゃです。食用には向きませんが、どこまで大きくなるかを競う大会もあるようです。そろそろ追肥(化成肥料)をやらなければなりません。

IMG_6544 (1024x768)草もブドウもかぼちゃも梅雨空に合わせるかのように歩調を合わせて大きく成長します。体があと2つ欲しいこの頃です。

 

投稿者: Tsukuba Vineyard

鈴なり?」に3件のコメントがあります

    ノブ

    (2016年7月6日 - 2:51 PM)

    おつかれさまです
    やはり、日本の品種が合うのですかね、、
    国際的品種も、うまくいくといいです

    植栽密度が低いのもいいんですかね?
    日本は、暑いし、日照もありそうだから、大木仕立てなんかも、いいんですかね?

    たかはし まなぶ

    (2016年7月6日 - 10:29 PM)

    ノブさま
     何十年もブドウ栽培を行っているプロの方からすると見当違いのチャレンジをしている気がしますが、1000年近くの栽培実績がある甲州は棚方式があっているように思います。高温多湿であっても、樹幹が広く新梢もゆとりある空間に存在し、かつ、朝晩には風が通り抜ける状況があれば国産・ヨーロッパ系統ともよく育ち良いブドウができるのではないかと考えています。大木仕立ての方法は、すみませんが知りません。今度勉強しておきます。今年はベト、黒とう病が多発しています。私のところも一部感染していますが、新梢・房の切除と圃場からの持ち出しを行い、停まっていると信じています。今後1~2週間が勝負と考えています。背負い動噴での消毒作業は結構きついものです。待ったなしの状態ですから余計です。

    ノブ

    (2016年7月14日 - 2:10 PM)

    こんにちは

    ぼくも、そう思います
    スペインでは、植栽密度を減らし、1ヘクタールの、ぶどうの数を減らす事によって、成功しているところが多々あります

    様々な可能性を秘めた段階だと思いますので、新しい挑戦を、応援するとともに、お力になれればと、思います

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