2016年中は大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。今年の干支は酉、農場でよく見かける鳥と言えば、雉とカラス、雀そして鳩です。この中で食べことがないのはカラスだけです。昨年は挿し木をカラス達にもてあそばれ、散々な目にあいましたので、今年は心して取り組みます。カラス対策は釣りのテグスがベストです。テグスが空中に張られているとカラスは寄り付きません。警戒しているからです。
さて、お正月皆様はどのように過ごされましたでしょうか?以下、私のお正月の働きぶりと農場の様子をお知らせして新年のご挨拶に代えさせていただきます。
その1・・お正月飾りのしめ縄の取り付けです。写真(1)に見えるように倉庫の中央部分に取り付けました。年末30日の作業です。もちろん一番活躍してくれるトラクターにも御供え餅をしました。この飾りは地元の集落の方で、年齢は80歳超えの「おさむ」さんから頂きました。彼のビニールハウスには毎晩のように仲間が集まり情報交換をしています。私も若輩ながら仲間入りをさせていただいている縁から頂きました。今年はこの飾りの作り方を教えてもらうことになりました。伝統技術の伝承をしておかないと先は分からないとの理由からです。

その2・・休眠期の重要なブドウの手入れは何といっても剪定作業です。写真(2)に示されているように主番線に張った主枝から伸びた2016年の結果母枝を2芽残して剪定していきます。今年の4月にはこの2芽のうちの元気な方を残して新梢とします。この枝にブドウがなります。
その3・・耕作放棄地の再生は垣根としての単管打ちの段階に来ました。写真(3)に示されているように3mの単管(直径48.6mm,肉厚2.4mm)を1m打ち込む作業ですが、400本を所定の位置に(畝間2.5mの10mピッチ)配置していきます。ロータリーをかけた土は柔らかく、歩くと10cm近く埋まります。この作業を半日単位で年末の24日から行っていました。新年の4日に終了することができました。
その4・・造園屋さんから桜の木を伐採したものをもらいました。写真(4)はその山です。急遽チェーンソーで短くするための台を作り、試している状況です。桜の寿命は短く50~60年と言われており、つくば市内には桜の木が多く、このような廃材が頻繁に出てくるようです。桜の薪は煤が出づらく、長く燃えているので、薪としては重宝されるようです。農場では屋外の薪ストーブで使用します。1月中にはジビエ料理としてこの薪ストーブで牡丹鍋が予定されています。
その5・・剪定して出てくる枝は挿し木の穂木として用いることができます。お正月の間にメルロー、甲斐ブラン、バルベーラ、マスカットベーリーAの穂木を畳表でくるんで土中30cm深度に埋めました。写真(5)は品種名を記した小さな札を立て、その場所を明示しています。12月に購入した甲州や山ブドウなどの台木に接ぎ木した苗も活けてあります。これらの品種は3月中旬に定植する予定です。
その6・・生後1か月のピノちゃん(正式名はピノノアール)です。現在、ようやっと2ヶ月になり、体重は4.2kg。来たときは1.5kgでしたので、すさまじい勢いで成長(太って)しています。リンゴと白菜が大好きな柴犬の雑種です。動きが素早く、眼も青いことから先祖様にはハスキーや猟犬などの血が混ざっているのかもしれません。農場デビューは3月を予定しています。ともちゃんはお正月の間、次男の穣(みのる)君を「ぴのる」と呼んでいました。ピノちゃんは穣君が大好きでいつも一緒に居たので、ともちゃんの視界には二人が同時に映り、思わず「ぴのる」と叫んでしまったと思われます。
ということで、忙しくも楽しい我が家の正月でした。結局休んだのは元旦だけです。今年もどうかよろしくお願いいたします。







「謹賀新年」に3件のコメントがあります
ノブ
(2017年1月9日 - 12:38 PM)あけましておめでとうございます
今年も、よろしくお願いします。
ピノ・ノワール、、
つい、「えっ!?」と、思ってしまいました笑
剪定した後、そんな風な、使い方もあるんですね、勉強になりました
たかはし まなぶ
(2017年1月9日 - 11:27 PM)ノブさま
今年もよろしくお願いいたします。3月の定植には是非お手伝い、お願いいたします。できるだけ負担を軽くするよう、直前に定植する箇所にロータリーをかけるなどの準備をし、スコップワークを減らすよう工夫いたします。人数が多ければ500-600本を午前中に定植することができます。昼食は準備いたします。もちろん、ワインも。
ノブ
(2017年1月11日 - 11:55 AM)ありがとうございます!
ぜひ、なんとかして、行かせていただきます。
また、日程教えてください