病気にかかった房の手入れと挿し木の整枝・剪定の作業に追われる日が続いています。他の樹はどうなっているかと思い、朝早く農場を見て回りました。見つけました。ベレーゾーンが始まっている房を。まだ数房ですがしっかりと確認できます。写真をご覧ください。写真1 左から順に、メルロー、バルベーラ、山ソービニオンとなります。
ご存知のように赤ワイン用ブドウの色づきが開始した状態で、いよいよこれから糖度が上がりはじめ、逆に酸度が落ちてくるといいます。 ベト病や黒とう病の対応では精神的に追い詰められ、それらの対応では肉体的にきつい状況となっていますが、このベレーゾーンを見ると元気になれます。うれしい限りです。梅雨も本日あたりから開けるようで、いよいよ暑い夏になります。毎日、毎日糖度があがり、白ワイン用ブドウの果粒は透明感が出てき、赤ワイン用はベレーゾーンを経て黒色(品種によって黒紫、黒茶など色のバリエーションは豊富です)へと変化します。
今後定期的に糖度を計測してお知らせいたします。この段階から蜂やハクビシンなどの襲撃が始まります。こちらの対策も必須です。準備をしなければなりません。