少し時間が経ってしまいましたが、9月30日上記の会合セミナーに参加し、田崎真也・日本ソムリエ協会会長や県支部長・野澤さん、そして月の井酒造・岩淵さんと一緒に登壇してTsukuba Vineyardのワインの紹介をさせていただきました。茨城県支部の今回のテーマは「食料自給率と地産地消を考える」と題して野澤支部長から茨城県における歴史的な背景から発酵大豆食品に関する基調報告がありました。支部長・野澤さんが選んだものは茨城県を代表する「そぼろ納豆」でした。味覚に疎い自分には全く想像ができませんでしたが、料理とワインのマリアージュを専門とするプロが選び抜いたテーマでした。田崎会長は月ノ井酒造さんの日本酒「和の月生酛原酒80」の評価とそぼろ納豆との組み合わせに関して、普段聞きなれないソムリエ専門用語を駆使して、色・味・香り・アルコール度数などなど関連する情報を繰り出しておりました。さすがプロという感じの詳細な説明を行ってくれました。私のワイナリーからは甲州と小公子を選んでいただき、感応結果を説明していただきました。もちろん、こういう席ですので、ネガティブな評価は無いのですが、「お褒めの言葉」をいただいたように感じていました。感応のセンサーは個人ごとの分解能と許容幅が大きく異なりますが、プロはできるだけ広く言葉を選びながら、多くの人が受け入れてくれるだろう要素を紹介していくという作業に徹していたと感じました。ソムリエの仕事の奥深さを感じることができました。