ほぼ2週間に1回の割合で栽培講習会を開催しています。今日は第9回目です。挿し木苗の草取りを行い、周囲の雑草に負けないよう、日当たりを良くしてかつ風通しも良くしました。5月中旬に挿し木をしましたが、見事に房をつけているものもあり、うれしくなります。4月に定植した接ぎ木苗のプティマンサンの樹の周りの草取りも手鎌を用いて行いました。成長の良いものは1m以上伸びて主番線に誘引できるほどになっていました。気温は30度超えていますので、早く休憩を取り、熱中症にならないよう気を付けていました。後半は甲州の摘芯、そして富士の夢の副梢取りと誘引を行いました。初めての人にはどこに副梢が存在するのかが判然としないので、一人一人に説明を行いながら実施しました。富士の夢はメルローと山葡萄のハイブリット品種で、巻きひげが強くしかも枝の柔軟性が高く、真横に伸びて巻きひげでしっかりと他の枝に絡みつくので、作業は困難を極めます。しかし、この作業をこの時期にしっかりと行わないとジャングルのようになり、結果として収量を落としてしまいます。手間のかかる作業ですが、ここは我慢が大事です。