国土地理院の1974年の空中写真では、現在ブドウ畑として利用している土地はすべて何らかの開墾が行われ、ほぼすべてが農業に利用されていたことがわかります。それから40年たった現在、ごく一部が畑として利用されているだけであり、大方の土地はいわゆる耕作放棄地の部類に入ります。日本全体の典型的事例がここつくばにもあります。土地なしの私としては、地権者さんからお借りしてブドウ畑として再生するしかありません。
既に、耕作放棄地として認められた土地を最初は草刈りからスタートします。
作業前(1)、作業後(2)と一目瞭然です。
ここはトラクターでハンマーナイフモアをけん引すればこの程度の仕事は楽にできます。土地の境界には目印となる木を植えたりしますが、耕作放棄地になると手が入らないため、灌木が生い茂る状況となります。
写真(3)がこのような境界際の立ち木ですが、下草を刈り取ると写真(4)のようになります。
この写真の左側は落差1.5~2mの急崖となっています。さすがによく見えない箇所でのトラクター運転は危険なので、刈払い機にて人力で草刈りを行います。その様子は写真(7)に示されています。
草刈り後は、写真(8)のように崖の縁取りが明らかに確認できる状態となります。
今後、立ち木の伐採、ユンボでの抜根・整地、大型トラクターでの耕耘、土壌改良、トラクターで耕耘、ユンボでの明渠・高畝作業・・・などなど年内中は作業が継続します。
ブドウが植えられるようになるのは新年が明けてからと予想しています。