昨日の雨も止み、朝から青空がのぞいて素晴らしい収穫祭の開催となりました。
ほぼ予定通りの12時半過ぎには乾杯をしてスタートとなりました(写真1)。この段階ではお子様たちはまだ全員集合していません。
参加されたみなさんが沢山のパンやチーズ、そして料理を持ち寄ってくれ、テーブルの上に置き切れない程でした(写真2)。
日差しがまばゆい中、ワイン片手に話す左から20代、30代、40代の面々(写真3)。
さらに右側に移動すると30代、40代、50代と年齢とともに、話よりはどの料理にしようかと迷う様子が伺えます(写真4)。ここはまず腹ごしらえからという感じでしょうか。
一方、ワインを飲みながらお米と日本酒の話に盛り上がるこの二人、右側は本日のシェフ、ノブ様です(写真5)。
HPには良く投稿されている方でご存知の方もいるでしょうが、私も初めてお会いするノブ様でした。本日のために鉾田から参戦してくださり、華麗なテクニックでパンやチーズ、お肉を切り皿に盛り付けてくれました。今までの方にない、優れた技能を有している方です。次回もぜひ、賄いシェフとして参戦してもらいましょう。
ようやっと出ました60代が。中央に立っているのが本日参加者で最高齢の60代です(写真6)。
足元をご覧ください。五本指靴下に雪駄履きです。本人曰く、「五本指靴下は足の指に個別に力が入り、バランスがとりやすい。しかも雪駄は風通しが良く快適」とのことでした。確かに、力士はよくこの雪駄を履いていますね。
金澤さんがダッチオーブンで鯛のブイヤベースを作ってくれました(写真7)。とっても良い匂いがして後でごちそうになりましょうと思っていたら、すっかり空になっていました。
炭をおこして大倉さん差し入れのタンドリーチキンを焼いている60代ですが(写真8)、手前の特大玉ねぎ3個は誰が食べたのでしょうか?全く記憶にありません。
食べる話ばかりでは読んでいる方にはフラストレーションがたまりますので、少し憩いの風景を。夏前に植えたマリーゴールドや花が終わりかけているコスモス(写真9)。農場に潤いを与える存在として貴重でした。散歩途中の方が、近寄り写真を取っていくこともありました。
そして本日の主役登場となりますが、お子様たちです(写真10)。
大人はワインとおいしい料理に話が弾んでいるので、子供たちも引きずられて楽しんでいる様子がわかっていましたが、そんなに長くは続きません。そこで、サツマイモ掘りを行うことにしました。収穫したサツマイモを手に自慢げにしている子供たちです(写真11)。朝比奈家、奈良家の子供5名です。
さらに、農場から最も近くのご近所さんである池田さんご一家です(写真12)。
お兄ちゃんは以前はお父さんの自転車の後ろに乗っていましたが、最近ではスパルタ教育なのかお父さんの自転車の後ろを走って追いかける姿を見掛けます。たくましくなってきました。本日は総勢7名のお子様たちが参戦してくれました。子供が楽しそうにしている様子は何ともいいものです。場を和ませてくれます。すごいパワーと存在感です。いつもはビービー鳴いている子も、今日は多くのお兄ちゃん、お姉ちゃんに混ざり一緒になって行動していました。
掘ったサツマイモは早速子供市にかけられ、ご祝儀相場でもあり、何と1本10万円のサツマイモが出現しました(写真13)。ここまで高いサツマイモは誰も手が出ず、お土産としてお持ち帰りいただきました。
私たちがワインや料理で盛り上がっている間も、地元業者さんが立ち木の抜根作業をしてくれていました。その堀跡を眺めながら、土壌の状態を確認している様子です(写真14)。表層の腐食層が薄く、20cm程度で粘土層が出てくることがわかりました。
耕作放棄地を再生してブドウを植える予定ですが、対策を講じる必要があります。ちなみに、右端の木村さんは水理地質が専門の研究者で、ここ栗原の地下地質と水理地質図断面を作成してくれました。この地図をもとに井戸を掘る場所やその深さを決めることができます。また、地形(5mメッシュ)の詳細地図から地盤改良を含めた手法の選定の相談にも乗ってくれています。
同じ畑でも同一品種のブドウに生育の差が生じることもあり、それを土壌の物理的性質の差から解明したポスドク・佐藤君のポスター原稿や、今後この畑の主力品種となるプティマンサンの説明のパンフも準備してありました(写真15)。
少しずつですが、考えながらの試行を繰り返し、数年後には立派なブドウ畑となるよう気を引き締めた1日となりました。
最後に、本日参加された皆様に深く感謝申し上げます。そして楽しい時間、おいしい料理、なごみの子供たち、将来に期待できる新酒・プティマンサンに乾杯です。
「11月12日 収穫祭を行いました。」に4件のコメントがあります
高橋
(2016年11月15日 - 11:07 AM)池田さま
喜んでいただき何よりです。お近くですので、お茶を飲む感覚で立ち寄ってください。お待ちしています。奥様の場合にはお茶よりもワインでしょうか?
池田耕治
(2016年11月15日 - 1:20 PM)先日は家族全員で参加できて、
とても楽しいひと時でした。
ありがとうございます。
特に妻は皆様にも大変よくしていただいたようで、
帰宅後も寝るまでずっと機嫌が良かったです。(笑)
今回は皆様のいままでの大変さを知らないままでの参加となってしまいましたが、これからのお手伝は頑張りますのでお声掛けを宜しくお願いします。
数人としかお話しはできませんでしたが、皆様にも宜しくお伝え下さい。
ありがとうございました。
ノブ
(2016年11月21日 - 8:48 AM)こんにちわ
先日は、楽しい収穫祭を、本当にありがとうございました
そして、、、
うわあ、、、
まさか、ブログにのるなんて、、、、
もっと、ちゃんとした服着ればよかった><
何はともあれ、高橋さん、奥様、そして、参加していただいたみなさんのおかげで、本当に楽しかったです
次回は、第二農場に連れていってください
高橋
(2016年11月21日 - 11:02 AM)ノブさま
すみません。第2農場の案内、すっかり忘れていました。次回にはかならず。参加者の中でノブさんが一番まともな服を着ていました。これ以上の服ならば、タキシードしかないですよ。私もよそ行きの作業服だったのですが。