先日、朝比奈家のお子さん二人が農場に来てくれましたが、その際「はなみ」ちゃんがお花を摘んでともちゃんにプレゼントしてくれたことを書きました。花瓶に入った可憐な野の花たちをご覧ください。あえてトリミングせずに写真をお見せいたします。なかなか素敵でしょう。なぜかワインの瓶も一緒に写っていますが、既に空になっております。楽しい食卓でした。本当にありがとうございます。
ようやっと26日日曜日にプティマンサンの剪定が終了し、穂木を地中に保存しました。苗木屋さんなどは冷蔵庫での保管を行っていますが、そのような大きな冷蔵庫がありませんので、地中に畳表でくるんで保存します。地中は一定の温度になっていること、適度な湿度があり生ものの穂木の保存にはベストと感じています。湿度維持のために水で濡らした新聞紙などにくるみ、ビニール袋などで地中にて養生しますが、たいていカビが発生します。手を抜いたこの方法がカビなども生えず、いい方法と感じています。昨年植えたブドウ樹の剪定はまだ済んでおりませんので、これからの作業となります。ただし、昨年定植した葡萄樹からは穂木は取得できませんので、作業時間にすると随分短くすることができます。この日はともちゃんも参戦すると前日から張り切っていたので、お手伝いを連れてきました。そうです、ピノちゃんです。もうすぐ4カ月になりますが、すごい甘えん坊です。ブドウ畑を縦横無尽に遊んでいたしまが、午後3時を過ぎるあたりから散布に来る犬が増えてきたので、写真のようにリードにつながれました。目はうつろで疲れていることが一目瞭然です。この後すぐに寝にはいりました。
冬の間でも草は生えてきます。夏までには枯れてしまいますが、この冬草を取り除き、防草シートを張り、番線をコの字型にした固定具で固定していきます。こうすると夏場の葡萄樹周りの草取りをしなくて済み、省力化が図られます。年間4回ほどはこの樹周りの草取りを行いますが、大変な作業量となります。刈り払機も容易に使えない場所なので、基本は手で抜く作業となります。防草シートも種類が多く、選択に悩みましたが、3年間の使用に耐えるもの、8年間の使用に耐えるもの、2種類を試すことにしました。値段は倍以上の差がありますが、倍以上の年数に耐えられるのであれば得になります。写真の中で白っぽく見えるのは花崗岩を切断するときに出てくる石の削り粉です。
石英を中心に雲母や長石などの粉です。どの程度葡萄にいい影響を与えるかは全く不明ですが、「ミネラルの補給」と称して散布しています。少なくとも害にはなりません。全体の様子もご覧ください。メルローの樹から実施してみました。今年はメルローも100kg単位で収穫できると思いますので、8月以降が楽しみです。
3月19日には定植を行います。山ソービニオン、山ブドウ、甲州、プティマンサン他合計600本ほどを植えます。午前中の作業、そして午後からはBQ&ワインというスケジュールです。是非おいでください。HPに近日中にupします。