いい天気が続き、吹く風もさわやかで屋外の作業も快適にこなすことができます。
週1回のペースで農場デビューしているピノですが、この日も到着早々農場を走り回り、いきなり“きいち”さんの畑から好物のキャベツの葉を咥えてきてご満悦の様子です(写真1、2)。喜びが体全体に表れています。
このように犬は猫よりも感情の表現が豊かです。私が猫よりも犬が好きなのは、このような性格ゆえかもしれません。広い農場ですが、最近は農場外の道路や他の畑まで進出してしまい、迷惑をかけることがたびたびです。そのような時にはおやつを餌に捕まえ、つないでしまいます。陽影ができる薪のそばにつなぎましたが、農場犬よろしく、見事な穴を2か所掘ってくれました(写真3)。残念ながらこの穴掘り技術、ブドウ畑には使えません。
さて、ゴーヤの苗をお店で見つけましたので、早速購入して地植えにしました(写真4)。6mx30mの棚の東側に完熟牛糞堆肥の3年物と苦土石灰をよく混ぜ、雑草対策と保温効果のために黒マルチで養生しました。
夏以降、実をつけることを楽しみにしています。棚の生食用ブドウも展葉が始まり元気に生育しています。今年は少し実をつけるのではと期待しています。棚の上部に展開できるよう枝の成長を中心にしなければなりませんが。夕方には一気に曇り、雷が遠くでなり始めましたので、早急に作業を終了としました。
30日日曜日は葡萄挿し木のための高畝にマルチを施しました。マルチをかけた後は水の供給が容易ではないので、一雨降った後にマルチ架けをするのが良いとの判断から午前中に実施しました(写真5)。
手前5列が黒マルチ、後ろ7列が銀マルチ。銀色は光の乱反射から虫が嫌うという触れ込みで実施しましたが、となりの“きいち”さんが我々の作業の様子を眺めていて一言「黒も銀もあんまり違いが無かったな~」。ことし90歳になった“きいち”さん、なかなかの切れ者で理路整然とした思考方法は素晴らしいものがあります。
トラクターはロータリーからモアに変更しました。草がものすごい勢いで伸びていますので、これから草刈りが本番です。草との勝負となります。連休中は遅れている挿し木の準備を始めます。そして、成長著しいブドウの芽欠きも行わなければなりません。
今後、5月の連休はすべて農場に張り付いているという状況が続きます。疲れを残さないような作業手順にして乗り切ろうと思います。
「4月29日 農場だより!」に2件のコメントがあります
ノブ
(2017年5月10日 - 1:25 AM)GWお疲れ様でした
いま、ヨーロッパでは、霜の問題が深刻になっていますが、日本も、この暑さとかで、ぶどうに被害起きたりしていませんか?
たかはし まなぶ
(2017年5月13日 - 9:22 AM)ノブさま
ボルドーでは2-3割の葡萄に被害が出ているようです。全滅に近い農場もあるとか。日本では暑さと雨です。こちらも地球温暖化と相まって深刻な影響が出てくると予想しています。雨よけと気温を下げる工夫が現実味を帯びるかもしれません。