6月17日、午後3時から行いました。今日は昨年定植した山ソービニオンの整枝・剪定・誘因作業です。垣根方式での栽培ですので、昨年の枝(主枝)を番線にしっかりと誘引し、伸び始めてきた今年の新しい枝を絡み合っている場合、巻きひげを外し、主枝から垂直に立ち上がるよう番線に誘引します。混みあっている部分では残すべき枝を決め、他の枝は1-2枚の葉を残して切断します。樹によって成長の度合いが大きく異なり、垣根式の最終形まで新梢が出そろっている樹もあれば、主番線(一番下の番線)まで届かない樹もあります。それぞれに対応が異なりますので、最初の30分間程度は樹ごとに皆で対処しながら、学習効果を上げていきました。
作業の途中では紅葉しているような樹を見かけますが、紅葉ではありません。きれいですね。しかし、これは大変危険な状況です。実は樹の中にクビアカスカシバという虫が入り込んで成長しているからなのです。ハサミの先に幹が大きく削られたようになっていますが、これがまさしくこの虫による被害です。放置しておくと最終的には樹は枯れてしまいますので、急遽虫を退治する処置を行いました。細いノズルを通して虫のいる樹の奥部に殺虫剤を注入します。これで完璧に処理できます。後はシリコンゴムで穴をふさいでおしまいです。ブドウの再生力は強く、幹の2割程度の断面積が残っていれば、十分復活できます。
梅雨の間の数少ない晴れ間がのぞいた一日でしたので、ともちゃんとばあちゃんが農場に来てジャガイモ堀をしました。手前から、レッドムーン、男爵、メークインです。一部「インカの目覚め」も入っているようですが、黄色い芋で、食感は栗のような感じに似ています。栽培クラブに参加していただいた方にはお土産としてお持ち帰りいただきました。我が家の夕食にも小さな芋の「肉じゃが」が食卓に上りました。季節ごとの“旬”を味わうことは心地よいものです。元気になれる気がします。
帰り際に、昨年植えたブルーベリーの実が熟してきましたので、収穫後カラス対策としてネットを張りました。草に覆われていたので、カラスも容易にアクセスすることができずに無事に実を着けていました。ブドウもこのカラス対策を同じ手法で行います。
最後の写真は、16日第2農場の草刈り・整枝作業途中で見つけた鳥の巣です。すでに巣立ってくれていたので、安心しました。またしても初心者であることを知らされることになりました。
「第3回 日曜栽培クラブ」に1件のコメントがあります
ノブ
(2018年6月19日 - 9:00 AM)作業お疲れ様です。
さまざまな病気が、、
今年は、素晴らしい年になると嬉しいです。