7月1日 第4回日曜栽培クラブおよび作業その他!


もはや梅雨明けという思いもしない展開となりました。夏本番ですと言わんばかりの暑さの中での作業となりました。台木の新梢が3m程度まで伸びて収拾が付かなくなったので、畝間に3m単管を渡して番線を地上2mに50cm間隔で張りめぐらせ、伸びた枝を誘引する作戦を実施しました。

暑さの中での作業なので、早めに休憩を取り入れ、水分補給をと考えました。隣の91歳の「喜一」さんから超特大スイカをいただいていたので、それを食べることにしました。冷蔵庫の野菜室に何とか入るという大きさで、包丁を突き刺しながら考え込んでしまうともちゃんとギャラリーです。

後は黙々と食べる参加者です。うまい、本当に甘いスイカでした。

水分補給が終わった後は、先週のピノちゃん失踪事件の顛末について皆で笑いあいました。「2晩お世話になった、中山さんの花子」、いえピノです。中山さんのベルちゃんとは大変相性が良く、仲良くなっていました。連れ帰る直前の二人の様子です。なんとなく、別れを惜しんでいるようにも見えます。

休憩後は女性陣には腐果の摘粒をお願いして、男性陣は第2農場の富士の夢の摘房をお願いしました。富士の夢は山ブドウのハイブリッドで、病気に強くしかも豊産であり、扱いやすい品種というイメージでしたが、今年は全く違う側面を見ることになりました。基本は「ならせすぎ」と防除の回数が不足していたことが原因です。3年目の根で満たされる栄養分には限りがある中、芽傷を入れて枝の数、すなわち房の数を多く残してしまい、完全な体力不足になっていた状態に、べと病が蔓延して房にまで入ってしまった結果です。健全な房を残すため、そして根の栄養分を健全な房に回すために、病気が入りレーズン化する果粒を取り除き、房を落とす作業となりました。栽培者としては完全な失格です。

失格ついでという開き直りではありませんが、やはり、鳥に巣を作られてしまいました。

皆さんにこのような作業をお手伝いしていただくのは大変心苦しいことではありましたが、これ以上状況を悪くすることはできないので、現状のベストを尽くして今後に備えました。暑さだけではなく、何とも得体のしれないメンタルな疲れも強く感じました。
生食用のブドウ棚の下は日差しが遮られ、しかも風が常に吹いていて大変心地よい空間となっています。休憩や昼食、お昼寝にも最適の場所です。

投稿者: Tsukuba Vineyard

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