暦通りに立春が近いかのような暖かな陽気でした。日差しを一杯に浴びながらの心地よい作業となりました。皆さんのおかげで16名と一匹、そして作業後には1歳の信一君も参加してくれました。84歳のおばあちゃんも、私も農場へ連れて行けと半ば強引に来てくれました。昨年の家出事件後初の農場再デビューとなったピノちゃんも元気に皆を相手にボール遊びをしてくれました。
さて、さっそく農場の様子をご覧ください。まず最初に皆さんを前に初心者の私が「このように剪定を行います」と説明をしました。何例かのケースにおいて剪定する個所や、保険として残す枝の処理などを説明しました。
後は、各自が自信を持って剪定するという、半ば強引な作業でもありました。迷った個所が出現したら、声をかけてくださいとの合図でそれぞれが作業を開始しました。
この作業で一番厄介なのが、番線に残ったしかも固くなった巻きひげの処理です。剪定ハサミで行っていましたが、効率が悪く悩みの種でした。この問題を全面的に解決してくれたのが、金澤さんの発明です。2*4材に番線が通る幅のスリットを設けて、それを寄せ集めた巻きひげのある所の番線にあてがい、鉈を番線の上部にスライドさせて巻きひげを根こそぎ切断するという優れものです。参加者の方からは実用新案として登録してはとの声もかかりました。この作業を背の高いシリさんが行ってくれました。
作業から1時間半がたったところで休憩です。紅茶とお菓子、そしてともちゃん手作りのケーキを味わいました。初めての参加者である萩野さんはワインに大変詳しい方で主に自然派の方々のワインのインポーターとして活躍している方です。ワインの専門家の方がお手伝いに来ていただけるのは大変ありがたく、いろいろなことを教えていただけます。
剪定した枝は拾い集め、春からのBQ用もしくは燻製用の材料として再利用します。多分、ブドウの香り付けとして有効と考えていますのでご期待ください。
剪定した断面には乾燥防止・腐食防止の薬剤(ほとんどは木工用ボンドです)を塗布していきます。虫が嫌いな玲ちゃんもこの日は堂々と日焼け防止の完全武装で参加しました。
暇を持て余して一人でいたピノちゃんも作業を終了した皆さんと遊んでもらえる時間となりました。サッカーボールの奪い合いです。彼女の最大の武器はボールを口にくわえることができますので、いったん口にボールをくわえたら簡単には取り返すことができません。何と言っても動きが素早く、40歳を軽く超えたオジサンたちには手も足も出ない状態となります。
作業が終了するころにはお母さんを迎えに来てくれた信一君が登場しました。ピノちゃんの好奇心に思わず驚き泣き叫んだ信一君でしたが、帰り際にはお父さんの抱っこから解放してもらい、草をむしったり、土を握ったりして感触を楽しんでいました。
お手伝いいただいた方々の存在に大きく勇気づけられる一日でした。楽しく一日を過ごすことができました。感謝申し上げます。今月は11,17,24日と剪定作業が続きます。お時間の許す範囲内でお手伝いいただければと思います。
「2月3日 剪定作業第3弾実施」に2件のコメントがあります
ノブ
(2019年2月10日 - 9:35 AM)おつかれ様でした。
羨ましいです、、
僕も参加したかった、、
髙橋 学
(2019年2月16日 - 5:43 PM)ノブさま
ぜひ、参加してください。お待ちしています。3月23日は370本の苗木定植を予定しています。是非、スケジュールしてください。参加人数にもよりますが、午前中で終了すれば午後はワインを飲む予定にしています。