とうとう6月です。九州は梅雨入りでしょうか?関東も週末から連続して雨予報となっています。心配している病気(黒とう病)の蔓延もなく、ベト病にかかったと思われる葉がわずかに確認されるだけですが、油断は禁物です。6月最初の週末となった2日日曜日は6名の方のお手伝いに助けられ、メルローの間引き(芽欠きと呼べる段階ではなく、40~50cmに成長していますので)と富士の夢の絡み合った新枝の整理を行いました。
整理後の写真ですが、2週間もすると畔に大きく飛び出すか、枝同士の巻きひげによる絡み合いとなり、油断するとジャングル化します。根気よく付き合い、ジャングル化することを避けなければなりません。この作業は番線張りの作業により、番線の間に枝をならべてやることで処理できますが、1本の番線ではテープで番線に誘引してやらなければならず、結構な手間となっていました。山葡萄もしっかりと果房が形成されつつあり、他のブドウを引き離して断トツの成長ぶりです。昨夜、山葡萄のワインを飲みましたが、香り・味ともかなりインパクトがあり、好みのワインという印象です。
今年はメルローやメルローのハイブリッド「富士の夢」との混醸を計画したいと思います。台木も大きく成長しています。果房はすべて落としました。枝に栄養分を集中させるからです。それにしても草の伸びるのが早いですね。
「6月2日 農場の様子!」に2件のコメントがあります
三澤雅樹
(2019年6月6日 - 12:38 AM)高橋様
ご無沙汰しております。
産総研 三澤です。
X線CT計測では大変お世話になりました。
いつの間にか、ワイナリーのオーナーになられていたのですね。
素晴らしいです。
今日はちょっとご相談があって、連絡しました。
農業のIT化、AI化をつくば市内の空き農地で試すことができないか、検討中です。
遠隔医療の農業版、遠隔農業です。遠隔医療と共通する要素が多いです。
6月28日締め切りのつくば市のスタートアップ事業公募があります。
それまでに、一度、高橋さんの農業をやられての感想をお聞きしたいと思っています。
もし、お時間が許せば、そちらに伺いたいと思います。
ご都合をご教示いただければ幸甚です。
三澤
たかはし まなぶ
(2019年6月10日 - 12:05 PM)三澤さま
お久しぶりです。大変、面白そうですね。ブドウ栽培にIT、AI化が実現(プロトタイプでも可)できれば、筑波らしい発信になります。一度、農場をご案内いたしますので、スケジュール調整しましょう。地表、土壌の各種条件の計測から栽培経験則から予想される短期間予測とやや長い予測に基づく対処方法など考えられることは沢山あると思います。