前日8月20日の午後4時頃、つくば地域は突風と強い雨に襲われました。瞬間風速は10mを超えていたと思われます。まるで台風の時のような風と雨でした。この日は夏季休暇中でしたが、手続き関係の仕事があり職場におりました。この時点では写真のような光景を想像することができませんでした。22日朝農場で最初に目にするのはまさしくこの光景です。「あ、やられた!」と思う間もなく、次にはどのように原状回復させるかを考えていました。松の支柱は10年は持たないというのは理解していたのですが、地際での腐食が思ったよりも早く、直径15cmの杭も6年目にしてとうとう、折れるようになりました。昨年から台風時には折れないまでも、傾くものが出現していましたので、今後同じような事態が発生するだろうとは考えていました。
早く元に戻さないとブドウの樹に負担がかかることと、ブドウの房にダメージを与えることになりますので、手順を組み立てました。画像奥にある支柱(5m間隔)も2本既に傾いていましたので、これら奥の支柱の回復を優先しました。少しでも支柱の負担を軽減させるためです。1.5mの単管(直径48.6mm)を70cm打ち込み、なまし番線で支柱と単管を固定していきます。次は完全に倒れた支柱の復元ですが、まず最初に3mの単管を80cm地中に打設(写真左)し、その後倒れた杭を起こして単管と杭をロープで固定していきます(写真中央)。作業は軽トラの荷台の上です。若干の誤差はありますが、修復後(写真右)です。
何とか危機は脱出できました。今後はこのような事態が増えることが予想されます。さて、通常の摘心作業を行っていたのですが、やはり問題が待ち構えていました。前回の摘心時に存在は確認していたので、すでに親鳥があきらめるか、カラスに襲撃されていると考えていましたが、何と卵2個が無事に孵化して雛が大きく成長していました。
うれしいやら、困るやらで複雑な気持ちになり、作業を中断してしまいました。無事、飛び立つまで近づかないで居ようと考えています。農業初心者の甘さが露呈した1日でした。
「8月21日農場作業!」に1件のコメントがあります
ノブ
(2019年8月25日 - 12:54 PM)高橋さん
こんにちは
新しい生命の誕生ですね、喜ばしいやらなんとやら、、
やはり、予想通りにはいかないものですね。
なんとか修復されて、ホッとしています