あけましておめでとうございます。例年よりも暖かで穏やかな天候に恵まれたお正月でした。元旦のみ何もしないで、親族・家族と一緒におせちを食べたり、八坂神社へ初詣をしたりとのんびりと過ごしました。年賀状は受け取った方のみに書くという方式にしていますので、元旦の夕方は早速年賀状書きをしました。したがって、私からの年賀状は1月上旬に届くことになります。一人一人の年賀状の中味を読み、いろいろのことを思い浮かべながら出す年賀状です。昔ながらの版画、絵具やインクでの刷り上げ、そして手書きでの住所や挨拶文を書き添えます。
さて、農作業の様子をお知らせいたします。年末にロータリー掛けをした第2農場北側の土地2000平米に、畝間3mの間隔に目印のシノ竹を立てていきました写真(1,2)。16列(48m)、長さは約45mです。3月下旬にはここに新しい5品種の苗約300本を定植します。
昨日3日には、仮設トイレの化粧外壁として2x4材にペンキ塗りを行いました写真(3,4)。ロゴと色を合わせるべく、白を基調に“赤”をアクセントに用いる方法を採用しました。これで、1月中にセットすれば完成です。道路側からも目立つと思います。
この日は、第1農場西側の土壌チェックを行いました。スコップで掘り、草木の根の張り具合、土壌の水分、粘土分の把握などをチェックしました。硬く、しかも水分含有量が高い粘土分が浅く堆積している土地は残念ながら葡萄定植には不向きですので、7000平米の約半分程度しか使えないことになります。この土地は今後1年をかけて、葡萄定植できるよう改良する必要があります。定植できるのは多分2018年の春になると思います。
年賀状にも書きましたが、今年は私にとって節目の年です。3月31日をもって定年退職となります。その後はテクニカルスタッフとして、継続して働きたいと考えています。その人件費は主に外部からの受託研究により賄われることになりますので、現在、受託研究受注の営業も行っています。今後は自分のための研究ではなく、受託研究先、クライアントの為のデータ取得と解析作業という内容の変化もあります。「質の高いデータの提供」をうたい文句にしています。
何はともあれ、今年も研究現場での仕事とブドウ畑の作業と並列で進むことは間違いありません。ブドウ畑やブドウの本数は確実に増えていきますので、作業量も増えます。皆様のご支援無くして進むことはできません。今年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。
「2016年お正月」に2件のコメントがあります
さかき てつお
(2016年1月5日 - 12:31 PM)これは、これは、すごいことを始めたのですね。北海道のほうにも畑を探しているのですか。今後の活躍を期待してます。
高橋 学
(2016年1月6日 - 11:17 PM)榊さま コメントありがとうございます。北海道余市町周辺の気候や土壌はワイン用ブドウにとって大変好ましい環境(テロワール)となります。さらに、温暖化の影響が進行するもとではなおさらのことです。ワイン用ブドウ栽培に興味を持っている方を探していますので、是非ご検討ください。年齢は問いません。経験も。高齢化・後継者の不在で廃業する生食用ブドウ農家さんが大変多くなっています。北海道余市町周辺でも同じです。ちなみに仁木町のHPをご覧ください。種々の関連情報が載っています。取り急ぎ、お礼申し上げます。