第2農場はプティマンサン(白)を植えています。定植して2年目に入りましたので、剪定をしなければなりません。主枝として残す枝を番線に誘引しておく必要があります。1年目に成長が思わしくなく、主番線(一番下の番線、地上1m程度の高さ)にようやっと届くような成長ぶりの木はなおのこと、枝の太さや節間の長さから判断して主枝として残すものを赤テープで固定していきます。写真(1)をご覧ください。
1文字短梢仕立ては片側のみを残すのが多いのですが、私は樹間を2mにしましたので、両端に広げています。5月ごろから真上に伸びてくる新しい枝を上部の番線に誘引(固定すること)してやります。この新しい枝にブドウがなります。白いテープは昨年に誘引したものです。右側の枝が混んでいることがわかります。根元から2芽を残して切ります。これが大まかな短梢剪定のやり方です。こうして準備をしておくと、次回は一気に剪定作業に入ることができます。そして剪定した枝は、挿し木にするべく3月末まで冷蔵庫か地中に埋めて養生することになります。北海道では雪が積もる前にこの作業を行いますが、本州では1-2月がこの作業の最盛期となります。ベテランの栽培家になるべく、努力をしなければなりません。風が強くなり、かなり寒くなったので、1時間半程度の作業で切り上げることにしました。まだ2列しか終わっていません(写真2)。