第2農場施肥作業 1月17日


少し遅れていますが、第2農場の施肥を行いました。

畝間にはすでに牡蠣殻石灰を散布し、米ぬかも散布してあります。今日は鶏糞を用いた発酵堆肥を畝間に散布しました。便利な車があります。まずは写真(1)をご覧ください。

写真(1)

3トン車がベースですが、写真(2)に示すように、荷台の後ろが特殊な構造になっていて、運転中に堆肥を一定の量、散布することができます。荷台の底はゴムベルトになっていて、このベルト自体が設定したスピードで回転します。したがって、むらなく堆肥を散布することができる優れものです。地面に黑い堆肥が見え、均一に散布できていることが分かります。

写真(2)

30a(3,000m²)に3台の堆肥を入れました。少し多めかと思いましたが、栄養分が少ないことはわかっていますので、効果を発揮してくれることと思います。有機質の堆肥ですので、土壌の改良にも役立つことを想定しています。いただいた資料からは、乳酸菌・糸状菌・酵母・放線菌などのEM菌をベースにした発酵助剤や糖蜜などを用いて木片チップと鶏糞を切り返し攪拌して発酵させたものです。第1次発酵は発酵温度が65℃以上、第2次発酵でも60℃以上とし、木片チップの選別を行い、5mm以下の篩を通ったものを製品として出荷しています。PHは10、全窒素1.4%、全リン酸4.7%、全カリ3.4%、全苦土(マグネシウム)1.5%、全石灰20.8%亜鉛440mg/kgという数値が並びます。アルカリを好むブドウにとってPH10は有効と思います。

散布直後、トラクターにて畝間を浅く耕耘しました(写真3)。運転しているトラクターの中から撮影したので、少しボケていますが、すでにロータリーをかけた畝間との違いは明瞭にお分かりいただけると思います。

写真(3)

第一農場の施肥もホイールローダーによる機械力で1日で100a(10,000m²)も実施することができました。本日も僅かな時間での施肥とロータリーかけをすることができました。今後もできるだけ機械力を利用した作業にシフトしていきたいと考えています。

投稿者: Tsukuba Vineyard

第2農場施肥作業 1月17日”に対して6件のコメント

    ノブ

    (2018年1月18日 - 1:43 PM)

    お疲れ様でした。
    このような、土壌改良は、どの程度の期間で効果が現れるのでしょうか?すぐに、土壌に変化がでてくるものですか?
    出来上がりのぶどう次第なのかもしれませんが、教えてください

    ノブ

    たかはし まなぶ

    (2018年1月19日 - 9:02 AM)

    ノブ様

     肥料効果はその年に、土壌改良効果(微生物等による骨格構造、団粒構造改良)は1年~3年程度必要かと考えています。学術的な根拠はありませんが、今後ブドウの状態を確認しながら、そしてその経年的な変化から推定しようと考えています。この観点からも学生さんによる土壌分析、地下水分析、ブドウ樹の成長率、今後予定している物理探査(電気探査など)の継続した観測から土壌改良の具体的な効果を評価することになります。土壌・地下水と作物であるブドウ樹との関連がある程度定量化されると学術的には面白い内容と考えています。

    ノブ

    (2018年1月19日 - 12:34 PM)

    なるほど、ありがとうございます。
    このような研究は、世界的にも珍しいのですか?
    ある程度、定量化されてるものと思っていました

    たかはし まなぶ

    (2018年1月19日 - 2:26 PM)

    一般的かと言われれば、そうではないとは言えます。しかしながら、私もこの分野で研究を続けてきた訳ではないので、断定はできませんが、少なくともテキストに載っている、あるいは常識になっているというレベルではないと思います。ブドウの成長にはこのほかにも気象条件も大きく関わってきます。影響する因子が多く、逆に言えば何とでも言える状況かと思います。基礎的なデータ取得から初めてみるというオーソドックスな問題解決のアプローチをしていきます。

    ノブ

    (2018年1月22日 - 8:56 AM)

    ありがとうございます。
    いま、ブドウ栽培の部分を勉強してまして、すごく聞きたいことが多いのですが、また、教えてください。
    ある程度のルールがあるものと思っていました。たしかに、ぶどう栽培には天地人それぞれの関わりがありますよね。

    ノブ

    たかはし まなぶ

    (2018年1月22日 - 8:46 PM)

    ノブ様

     楽しみにしていますので、なんでも聞いてください。わからないことのほうが多いと思いますが、互いの勉強になりますので、遠慮なく。

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