「いばらきワインにふれる会」 主催:いばらきワイン産業連絡協議会


2月15日、「六本木クラップス」にて、いばらきワインのPRイベントが開催されました。当Tsukuba Vineyardもブドウ生産者およびワイン生産者として試飲をはじめ、トークショーにも出演いたしましたので、報告いたします。

本日のテーマパンフと連絡協議会の会員紹介パネルと、 Tsukuba Vineyardの紹介パネル

そもそもこのようなマスコミやバイヤー相手のPRイベントが可能となったのも、2017年度における県の補助事業「農林水産物地域ブランド力向上支援事業」による後押しがあったからです。栽培・醸造・PRの3点セットで補助事業550万円の実施が可能となりました。

1903年の牛久シャトーの開業以来、茨城県におけるワイン産業はほとんど消えかけていたと言えるような状況でしたが、2011年以来、ワイン用ブドウの定植、圃場拡大、ワイナリーの開設が個人および団体の努力によって行われてきましたが、その歩みは経済基盤のぜい弱さや栽培・醸造技術の未熟さがあり、産業としての一歩とまでは行かないものでした。このような状況を皆で力を合わせることで確たる歩みに変えられるという信念で2016年に「いばらきワイン産業連絡協議会」が発足しました。

ワイン用ブドウ栽培、ワイナリー、そして小売りを含めた販売流通の専門家14名が集まりスタートしました。今回のPRイベントはこのような流れの中で位置づけられ、まずは雑誌・ワイン専門誌・バイヤー・ブロガーなどの方を対象に「いばらきワイン」を知ってもらい、宣伝をしてもらうことを目指して実施されました。

会長・西村さんの挨拶、大井川知事の来賓挨拶と続き、生産現場で働くメンバーによるトークショーが行われました。来福酒造さん、つくばワイナリーさん、八千代夢ワインさん、そしてTsukuba Vineyard・高橋の4名が登壇しました。30分強のプレゼンが行われたのち、テースティングタイムの開始です。招待者はおよそ50名、会場は一気に盛り上がりを見せ汗をかくほどの状態となりました。今回はプティマンサン、Kuriharaの2銘柄を試飲していただきました。参加者からはどちらも個性的で特に白のプティマンサンは素晴らしいとの感想をいただきました。

各社のワイン。右端の2本がTsukuba Vineyardのワイン。ブルゴーニュタイプの瓶。

30分もあっという間に過ぎ辰巳琢郎さんのトークショウになり、ワインを飲みながらいばらきワインの可能性に関して彼の持論・感想を述べていただきました。彼は県の補助事業における全体のまとめ役(コンシェルジュ)を行っており、2月6日の水戸で開催された当協議会の総会にも出席していただきました。ワイン専門の番組を10年以上に渡って運営しているだけあって、また日本ソムリエ協会の名誉ソムリエとしても活躍されているので、知識や経験は広いものがあります。

そして、最後は再びテースティングや商談のタイムです。約40分ほどの間に以下に示す方々との名刺交換を行いました。初めての流通関係者との面談で彼らがどのような情報を知りたがっているのかなど、今まで経験したことのない異分野交流に刺激を受けました。また、多くの方々から白・プティマンサンの味が想像したよりも良かったとの印象を聞かされ、うれしさ半分、今年以降の栽培技術の向上を目指さねばとの決意半分という気持ちで会場を後にしました。

六本木クラップスの入り口。日比谷線六本木駅から数分の外苑東通りに面している。
会場の内部の様子。ワインの試飲ができるような設備、普通のワインバーのようなイメージ。

名刺交換をさせていただいた方々(順不同、敬称略)
・大井川和彦 茨城県知事
・林 荘示右 ジャーナリスト/旅記者
・小沼 理子 和ビストロ・綺羅星 日本ワインショップ・遅桜
・浅井 圭太 合同会社バンダンジュ CEO
・我妻 弘崇 有限会社アジョンス・ドウ・原生林 ライター
・佐藤 麻由 旅モニ 編集、DACホールディングス・旅マルシェ事業部
・遠山 小奈枝 小田急百貨店 マーチャンダイザー
・牛腸 真紀  小田急百貨店 マーチャンダイザー
・栗原 諒  日刊経済通信社 記者
・福田 誠  サライ(小学館)広告担当
・石井 和也 日経BP社マーケッティング戦略研究所
・依田 恭子 たる出版株式会社 チーフ

投稿者: Tsukuba Vineyard

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