12月19日 Geocafeで講演してきました。


つくば市役所経済部農業政策課の担当者からGeocafeでの講演をお願いしますといわれ、気軽に了解しましたと答えたものの、Gerocafeなるものが何なのかを知らないままでいました。思い当たるのは私の職場(元の地質調査所)で若手中心に情報交換する「ジオカフェ」なるセミナーがあるので、市役所から依頼されるのも変だなと思っていました。全くの勘違いでした。講演会の場所はTXつくば駅近くのBiviつくば2階にある筑波大学のサテライトオフイスでした。ここで初めて筑波山地域ジオパーク推進協議会事務局なる存在を知り、しかもつくば市経済部観光推進課の名刺をいただいて初めてつくば市が中心となって活動している組織が毎月行っている啓蒙活動ということを知ることになりました。ジオパーク活動は知っていましたが、HP(http://tsukuba-geopark.jp/)を開くのも初めてでした。かなりactiveに活動を行っていることも知りました。全く申し訳ない限りです。

さて、講演はいつものようにBees Knees Vineyardsの今村さんからスタートしました。いつも整理された内容を丁寧なpp.fileに仕上げてきてくれますので、大変勉強になります。今村さんの圃場は風化花崗岩(マサ土)の地質を利用して計画的に開発を行っています。世界の銘醸地における地質やその地質ごとのワインの風味の違いなどの説明をしてくれました。初めて聞く内容で勉強になりました。

私は「栗原圃場の地形・土壌・地下水」というタイトルで、栗原圃場がつくば台地の東縁部にあること、現在の桜川低地は古鬼怒川の氾濫原を主体としていること、常総粘土層が浅くに出るため腐植土層が浅く水はけが悪いことなどを最初に話しました。土壌診断を行った後に施肥を行っていますが、その関連についても説明しました。地下水をくみ上げ農業用水として用いるために表層地質図を元に井戸掘りを行ったこと、水はけをよくするために暗渠を掘ったり、砕石を用いた地下浸透法を採用したりの工夫をお話しました。最後はワイン用ブドウに関する情報(樹種や収量)や今後有力品種としての決定を行い、中心的に栽培する品種に関する情報もお話ししました。

予定の午後8時を20分ほど過ぎて終了しました。聞きに来られた方々は年配の方が多く、しかもGeoという地球や地質に興味のある方々で、熱心に聞いていただきました。サテライトオフイスでは、このような講演を行いながらも、スクリーンとは反対側に設置してある机ではレポート書きや本を読んでいる若い方もいて、activityを感じさせる空間となっていました。今まで講演では用いていない写真や内容を示して圃場における栽培技術の根幹をなす地下の話を中心にまとめることができました。当日の資料を掲載しますので、ご利用ください。

投稿者: Tsukuba Vineyard

12月19日 Geocafeで講演してきました。」に1件のコメントがあります

    ノブ

    (2018年12月29日 - 9:02 AM)

    高橋さん
    講演お疲れ様でした。

    ご無沙汰しています。
    いま勉強しているところにすごくマッチングしています。しっかり読ませていただきます。

    ノブ

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