水抜き用にポールセッター(電柱を立てるための穴掘り機械)で開けた穴を利用して揚水を開始しました。写真に示す通り、100V電源の小さなポンプをセットして揚水を開始してみました。
出ます。当たり前ですが、直径40cm、深度4m、水位2mですので、そこに溜まっている水は問題なくくみ上げることができます。問題はこれからです。安定的に水をくみ上げることができるためには、砂層における水の通り道ができる必要があります。
少し、早まって水道管の敷設も行いました。写真にみえるように、くみ上げ井戸の左側には立ち上がり水栓を、そして片屋根物置スペースには流しと水栓を配置してみました。電源ラインや水道管としての塩ビ管の地下埋設は思っていたよりも時間がかかりました。地盤が硬い粘土層のためです。電源は倉庫の屋外コンセントから取り、総延長90mとなりました。
ユーチューブなどで井戸掘削する動画をよく見かけますが、自分でやっても水が出始めると感動するものです。元気にもなれます。今後、本格的に20-50m程度の井戸掘削を行う計画を立てています。
昨夜から雨が断続的に降っていますので、週末には整枝・剪定作業と状況に応じては消毒作業が必要となりそうです。喜んでいるのも束の間ということです。
「浅井戸の揚水開始!(6月1日)」に5件のコメントがあります
ノブ
(2017年6月3日 - 12:10 AM)質問なのですが、そちらの土の水はけは、良いのでしょうか?それとも、悪いので、何かしらの対策を行われてるのでしょうか?
そろそろ、梅雨の季節なので
ノブ
たかはし まなぶ
(2017年6月3日 - 1:05 PM)ノブさま
水はけはよくありません。特に今年定植した西側の土地は粘土です。これは透水性が極端に悪く、降った雨は粘土層に入ることができず表面を流れるか、地面の勾配がなければ溜まります。一方、火山灰が中心のローム層は粘土よりは透水性は良いのですが、一度水を吸収すると簡単に水を吐き出さないという性質を持っています。水はけをよくするために、電柱を埋めるときに穴を掘る機械(ポールセッター)を用いて、地中に穴を開け、砕石を充填して水抜きを良くしています。既にお分かりのように、腐植土層の下位には粘土層がありますので、いったん降った雨は簡単に土中から排出されないということになります。粘土層を突き抜けるような穴を開けて土中の水をより下位にある砂層に浸透させるというのが私の考えです。こんなことは通常の作物では取らない対処方法と思います。他の水はけの良い土地を求める方が早いからです。
ノブ
(2017年6月9日 - 2:56 PM)ありがとうございました
興味深い話です、もっと聞きたいことが増えました
ノブ
(2017年6月12日 - 10:52 PM)ますます聞きたいことが増えました
ありがとうございます
たかはし まなぶ
(2017年6月16日 - 8:11 AM)ノブさま
何なりと質問してください。自分の専門は岩石の内部構造と物性との相関ですので、土壌に関してお答えできることは少ないと思いますが、遠慮しないで質問してください。そして、お子様の農場デビューも期待しています。収穫時期が良いかと思います。ピノちゃんも準備して。