9日土曜日は郷さんが娘さんと一緒に農場に来られ、苗木の定植をお手伝いしてくれました。品種は昨年挿し木をしたメルロー(正式には台木は山ブドウで、メルローを接ぎ木した品種、山メルロー?)です。合計40本を定植しました。雨が降り続いていたので、土も十分湿り気があり、水なしの定植となりました。根の周りをしっかりと手で押さえつけることで空気抜きができていると思います。午後からは棚の根元にネヘレスコールを10本定植しました。
今日はアダプト・ア・パークの活動日なので、午後3時には上がりました。
お昼前に金澤さんが完成した郵便ポストを持って農場に現れました。写真の通りです。素晴らしいの一言ですが、細部にこだわりが感じられる作りとなっています。どなたでも結構ですので、郵便を出してください。お待ちしています。住所は以下の通りです。
〒305-0001 つくば市栗原2973 tsukuba vineyard 高橋
日曜日10日は昨夜の反省会のお酒も少し残っていたので、また郷さんもお手伝いに来られたことから昨日の続きで山メルローを定植しました。これで開いている場所はなくなり、今年の苗木の定植は終了です。郷さん一家と昼食をとっていたら、水戸の宮本さんと八千代の西村さんが来ました。穂木を入手できたので、各自挿し木をするために受け取りに来ました。カベルネソービニオン、メルロー、シャルドネの3種類、ヨーロッパ系の主要品種です。さすがに苗木屋さんが扱う穂木だけあって、成長も色も良く立派な穂木でした。私は高畝のマルチで挿し木をする予定ですので、23日穂木の切断作業,24日高畝への挿し木作業実施を考えています。本数が多いので、皆さんのお手伝いをお願いすることになります。
「4月9,10日の農場!」に5件のコメントがあります
kaisetakuo
(2016年4月11日 - 7:06 AM)金澤さんの郵便ポストすばらしいですね。
“Wine Bar Vineyard Open” (*^_^*)
高橋
(2016年4月11日 - 12:14 PM)貝瀬さま
本当にすばらしい技と思います。2x4材を中心に細かなところにも気を配りながらの製作、tsukuba vineyardの財産となります。郵便ではなく、ワインボトルも6本程度なら軽く入りますので、心づけのワインストッカーとしても利用できますので、ご検討ください。
ノブ
(2016年4月12日 - 2:01 PM)お疲れ様でした
気候や天候、土地によって、どんな品種が、茨城には合うのでしょうか?
また、茨城でも場所によって合う品種は変わっていきますか?
高橋
(2016年4月13日 - 11:50 AM)ノブ さま
今後10年程度をかけ、茨城県つくば市のテロワールに適した品種を見つけようと思いますが、結論は出ないような気もします。ワインの味は酵母や醸造手法によっても異なることが知られていますので、葡萄の個性だけでワインの味が決まるとも言い切れないからです。もちろん同じ品種、同じ酵母を用いても、ローム層主体の土壌と、風化花崗岩土壌で栽培された葡萄はかなり異なる個性を発揮すると考えられます。明確な答えができませんが、場所ごとに適した葡萄品種は異なると考えたほうが良いと思います。イタリア・バローロのあるワイナリーでは、同じ圃場の同じ葡萄品種でもマイクロな地質(土壌の平均粒度や粘土分)の違いに応じてワインを造っているのを観ました。ただ、このような違いを識別できるだけの官能力を有している人は少ないように思いますが、いかがでしょうか?
ノブ
(2016年4月14日 - 6:19 AM)こんにちは
高橋さま、ありがとうございます
たぶん、そこまで分かるのは、その場所で作っている人のみだと思います
事実、ブラインドテイスティングでは、世界大会でも、多くの人間が間違えますし、
マンガのように、百発百中は、ありえません
ただ、シャブリやクナワラのように、そこでしかできない味が、茨城でも、出来れば、、、
いまは、醸造技術やキャノピーマネージメント、インターネットの普及により、似たようなものは出来てしまう時代なので、個性がしっかりとあってほしいなと思います