耕作放棄地の再生ーその8


いよいよ高畝の作業が始まりました。2.5mピッチで高畝を7本、長さは65mです。ユンボで畝間の腐植土を30cm掘削し、畝に盛り上げていく作業です。7本仕上げるのに4日間フルにかかりました。写真でわかるように2.5m幅の畝、2.5mの畝間と連続している様子がわかると思います。

この高畝に「甲州」の苗木を定植します。高畝になっていることにより、水はけが良くなり、余分な水分が畝間に排出され、凝縮感のある葡萄が作り出されることになります。贅沢にも2.5mの高畝に1列のみ甲州を植えていきます。西側の崖近くは粘土分が多いことから「山ブドウ」を植える予定にしています。

畝間は南側にゆるく傾斜していますので、余分な水分は畝間を南側に移動することになります。雨が降ると写真のように簡単に低い南側に溜まることになります。

この水を抜くために畝間に直径40cm程度の孔を3-4m深度まで掘削し、その中に砕石を詰め自然浸透させることを考えています。畝間の下はほぼ粘土層中心ですが、この粘土の下位には砂層が存在していることがわかっていますので、自然浸透も効果が期待できます。

これからは垣根の支柱となる単管打ちの作業が待っています。

 

投稿者: Tsukuba Vineyard

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