2月18-22日まで、東広島にある酒類総合研究所にてワイン醸造に関する集中講義に参加する機会を得ました。昨年開催された3年に1回の正式なコースでは落選しましたが、今回の短期コースでは抽選に当たり受講する機会を得ました。2月10日につくば市と筑波大学との共催で実施された日本ワインに関する講演会には酒類総合研究所の後藤・理事長も講演者としておいでになっていましたので、ご挨拶をしておきました。後藤理事長からは最終日に修了証書をいただきました。大変、formalな式典でスーツ・ネクタイ・革靴着用が厳命されていました。久々に緊張しました。
さて、内容は栽培から醸造、そして酒税法に関わる多岐にわたる内容であり、後日少しづつ紹介できればと思います。寮に入り、朝9時から夕方5時過ぎまでの講義です。私を含め全国から20名が参加していました。最初に話をした福光酒造の福光さんは日本酒・ワインとも大変詳しく知識を有している方で刺激を受けました。40代半ばでお若いです。
受講生は自社のワインを持ってきて、自ら分析実習に用いますが、この中で素晴らしくおいしいワインと感じたのがこの小公子です。糖度がBrixで40を超えるというブドウです。通常は27~22程度が一般的ですので、いかに糖分に優れたブドウかということが分かります。大変興味を持ちました。
寮の個室はいかにもシンプルな構造で机とベッドがあるだけです。
圃場で60種類程度のブドウが栽培管理されていて、変形のコルドン?仕立てになっていました。
最後に修了証書をお見せいたします。
体系づけて講義を受けられたことは大変有意義で、今後に十分役立つ、実践的な内容でした。
「第112回酒類醸造講習(ワイン短期コース)に参加してきました。」に2件のコメントがあります
ノブ
(2019年3月5日 - 1:48 PM)高橋さん
おつかれ様でした。
人気のあるコースなのですね!
全く知りませんでした。
また、Tsukuba vinyardのワインが進化するんですね。
小公子、名前は知っていましたが、、
試してみます。
たかはし まなぶ
(2019年3月7日 - 8:01 AM)ノブ様
お久しぶりです。そうです。基本は3年に1回の講習会ですが、昨年の申込数があまりにも多かったため、短期コースの立ち上げとなったようです。酒類総合研究所にはワインの専門家が3名しかおりませんが、彼らの意気込みを強く感じることができました。ボトムアップをしていかなくてはとの思いが伝わる内容でもありました。”小公子”という品種名は知っていましたが、いちども飲んだことが無かったのですが、試飲した後は確実にいいワインという印象を持っています。ぜひ、苗木を入手して育ててみたいです。