ピノの散歩時に、とうとう鶯の鳴き声を聞いてしまいました。もはや冬に後戻りはないなと覚悟した次第です。春がそこまで来ていることは農場にとっては緊張感が漂う状況です。現在農場で実施しているのは、まさしく冬の時期に行う作業です。番線のテンション調整、巻きひげ取り、剪定などなど。春の作業の準備を急ぐ必要があります。機械類の試運転と調整、新規定植の圃場準備、などなど。
ワイナリー予定地では、基礎工事のための地ならし作業がスタートしました。
下の写真は、ケニヤ滞在から戻り、時差も気にすることなく農場に駆けつけてくれた行弘さんです。
彼が手にしているのは小さな鉞と木片です。左手の木片には中央に鋸によるスリットがあり、番線がちょうど入る隙間幅となっています。番線に絡みついた巻きひげ取りは大変苦労する作業ですが、この新兵器(金澤式巻きひげ取り)のおかげで番線中央に集められた巻きひげを短時間で除去することができます。時差を気にせずにこの作業に没頭する昆虫博士・行弘さんでした。
24日は、第2農場の番線調整他作業もほぼほぼ終了して休憩時に寛ぐ様子。
巷で新型コロナウイルスが話題となっていますが、農場に集まった方々はご覧のように皆元気そのものです。
お土産は栗原のネギ農家さん自慢のネギ(貝瀬さんとネギ)です。このねぎのおかげで風邪を引くこともなく、元気にしていられるのかもしれません。
24日の作業終了後に私が一人でSS(スピードスプレーヤー、消毒の機械)を試運転して調子を確認しました。
変に暖かかったり、急に風が強くなり、冷え込んだりと気温変化が激しかった3連休でしたが、冬季の剪定作業他も後残すところ20a(2000m²)、山ソーの畑のみとなりました。3連休中、2日も参加してくれた方々はじめ、皆さんのご協力に感謝いたします。
「2月22-24日の作業!」に2件のコメントがあります
清水 均
(2020年3月1日 - 9:24 AM)高橋さん、ご無沙汰しております。
今朝新聞を読んでいたら、テレビ欄の番組紹介に「国家公務員を定年退職し、ワインのブドウ農家へ転身した男性が登場」と書かれていました。
この「男性」に当てはまるのは、日本で1人しかいないと確信し(笑)、テレ東のサイトを確認したところ、まさにその確信を裏付ける紹介動画が掲載されておりました。
さて、このTsukuba Vineyardのサイトは時おり拝させて頂いております。しかし、いつか現地に伺おうと思いながら、何年も実現できておりません。
近いうちに必ず伺い、足手纏いにならない程度に何かお手伝いをさせて頂ければ、と思っております。
今晩の放送、家族で楽しみにしております!!
またよろしくお願いします。
高橋 学
(2020年3月2日 - 10:24 AM)清水さま
お元気にご活躍の様子、何よりです。おはずかしい限りですが、TV東京の番組コンセプトに合致したようで、昨年9月から撮影が行われていました。昨夜、眠たいのを我慢しながら眺めていました。細かい点では間違いがありますが、大筋あっているというのが感想です。友人と家族に支えられながらやっている状況です。8月にはワイナリーも完成し、収穫が始まりますので、是非農場においでください。そして食べ放題のブドウを満喫してください。待ってます。