棚式長梢剪定の研修!


朝6時20分につくばを出発し、勝沼には8時15分には着きました。快適な高速道路で渋滞に巻き込まれることもなくスムーズなドライブとなりました。

今日、お邪魔したのは勝沼でも歴史のある果樹農家さんですです。ビニフェラ(ヨーロッパ系のワイン用ブドウ)の棚式長梢栽培を実践されている若き5代目に教えていただきました。これは仮植えしているブドウを掘り起こしているところですが、ブドウの根が広く張らないよう、そして掘り起こすときに根を切らないで済むように袋に入れておいた状態です。勝沼では一般的にこのような袋が売られている点は、市の中心産業としての果樹栽培が深く根付いていることを物語っています。

さて、棚式の長梢栽培とはどのようなものかと言えば、上から見た場合のブドウの枝の広がり、

そしてupで見るととなります。棚の空間を一定の密度でブドウの枝が配置されていることがわかります。この技術が、まさしく今回の訪問の主目的です。実は若き5代目の棚はこの写真の手前にあり、より整然としかも美しく枝の配置がなされています。

この栽培方式が優れていることは面積当たりの収量を聞くと納得します。メルローで1.5トン/1000m2です。垣根方式ではそこまでは無理で2/3がいいところと思います。収量だけではなく、ブドウの質そしてワインも高品質のものが出現しているようで、栽培方法含めて相当気になるところです。垣根方式から棚式に単純に変更することはできませんが、日本におけるワイン用ブドウ栽培の主流になるような気がしました。

ぶどう畑の移動には軽トラが用いられていますが、常に付き添ってくれたのはこの2匹の犬たちでした。

大変フレンドリーで楽しい時間を過ごすことができました。夕方5時過ぎにはほったらかし温泉で富士山を眺めながら露天風呂を楽しむことができました。今後の栽培方法を検討する良い機会となりました。

投稿者: Tsukuba Vineyard

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