「いばらきワイン用ブドウ生産者等懇談会」に出席して


「いよいよ」と言うべきか「とうとう」と言うべきか、現状からは後者に重きがありますが、12月です。本業の仕事もかなり忙しくなってきました。ブドウ畑は葉がまだ残っている状況で、施肥の作業もほぼ終了しています。剪定の作業は年明けからとなります。剪定が必要なのは第2農場だけですので、それほどの時間もかからないと思います。来春の葡萄苗木の確保がわずか100本程度と、かなり厳しい状況となっています。苗木屋さんに相談すると2017年春出荷まで予約で一杯という返事が返ってきます。この先2年間台木に接ぎ木した苗が購入できないことになります。信じられない状況となっています。苗木の奪い合いという、異常な事態となっていました。日本ワイン(日本で生産されたブドウを用いて、日本で醸造したワイン)の異常な人気が背景にあり、個人栽培から地域活性化の1手法としての大規模栽培という幅広い選択肢が展開され、国内におけるワイナリーの数は急上昇中です。もちろん、茨城県はワイン用葡萄栽培では後発組ですが、今後のブドウ生産・ワイン醸造・販売する者の情報交換や地域振興に貢献することを目的に「いばらきワイン産業連絡協議会」を設立することを決めました。11月29日に水戸市内にて茨城県中小企業団体中央会が事務局となり、発起人会的な会議(懇談会)が開催され、私も参加してきました。設立趣意書、会則、予算に関する議論を行いました。正式には2016年2月下旬に発会式を開催し、役職や予算案の具体的な審議が行われます。茨城県におけるブドウ生産やワイン醸造・販売にいたる各方面の会員のもと、ワイン産業を中心とした県内・地域の振興を図ることが主目的になります。行政への提案など、より効率的な連携が可能となり地域創生の足掛かりとなることが期待されています。

(写真は山梨県甲府市・池田ワイナリーさんの玄関前のワイン瓶のコレクション、一番右側がダブルマグナムで1.5リッター入り、通常の瓶2本分です。)

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投稿者: Tsukuba Vineyard

「いばらきワイン用ブドウ生産者等懇談会」に出席して」に2件のコメントがあります

    雨ケ谷 出水

    (2017年6月4日 - 10:05 PM)

    ワイン用ブドウ栽培に興味がありますが、何処かで話を聞くことが出来ますか?

    たかはし まなぶ

    (2017年6月6日 - 9:42 AM)

    雨ケ谷 出水 さま

     初めてのコメントと思いますが、本名でしょうか?大変珍しい苗字とお坊さんのようなお名前に驚いております。さて、ブドウ栽培にご興味があるとのことですので、何でも相談してください。とはいえ、素人のようなものなので、経験に裏打ちされた内容は期待できないかも知れませんが。知っている内容はすべてお話ししますし、知らないことは明確に知りませんとお答えいたします。知りたい内容をお知らせいただければ、準備いたします。また、農場を見学がてらおいでいただき、農場にてお話しすることも可能です。日時時間等のご希望などをお知らせください。gmailアドレスに連絡をいただけたら幸いです。

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